今やかなり普及し、私たちの生活になくてはらない存在のBluetooth。実はBluetoothには【バージョン・クラス・プロファイル】というのがあります。このことについて全く無知のままで製品を購入すると….。「買い物を失敗した…こんなはずじゃなかったのに….」という悲しい思いをするかもです。
今回の記事では、『Bluetoothとは何か?【バージョン・クラス・プロファイル】について』、このテーマで記事を書いていきます。
この記事を読むことで、Bluetoothの【バージョン・クラス・プロファイル】についての概要が理解できます。Bluetooth製品を購入する前に一読していただき、買い物失敗を未然に防ぎましょう!
Bluetoothの概要と特徴
Bluetoothは今や多くのデジタル機器に搭載されている機能です。Bluetooth対応機器同士をワイヤレスで接続してデータのやりとりをします。スマホをカバンに入れたままで、スマホにとりこんだ音楽をBluetooth対応イヤホンでワイヤレスで聴く。こんなことがあたりまえにできる。ケーブルがないので、ケーブルが引っかかったり、ケーブルがからまるなどのトラブルがなく、ストレスから解放、理想的なワイヤレスライフが手に入ります。
Bluetoothの特徴としては➡︎世界標準の技術 障害物に強い 指向性がない 無料で利用できる 小型軽量 省電力…
などがあげられます。
Bluetoothの概要や特徴は、【Bluetoothとは何か?分かりやすく解説】にくわしく書きました。参考にしてください。
以下にBluetoothの【バージョン・クラス・プロファイル】の概要を説明します。
Bluetoothのバージョンについて
Bluetoothにはバージョンがあります。Bluetoothが一般公開された当初(1999年)のバージョンが「Bluetooth1.0」。その後数回のバージョンアップを経て、現在(2020年8月現在)は「バージョン5.1」。バージョンが進化することでペアリング(ペアリングとは機器同士をBluetooth接続すること)の簡略化、省電力化、対応プロファイルの拡充、セキュリティ強化、データ通信速度・範囲・容量の改善などがされています。Bluetoothがどんどん進化しているわけです。ただし、バージョンが上がるほど音質がよくなるわけではありません。
これから何かしらのBluetooth製品を購入予定がある場合。基本的には、バージョン違いによる互換性は大丈夫みたいです。しかし、念のためBluetooth製品を新しく買うときは、購入前に必ずBluetoothバージョンを確認してください。そして、接続しようとする機器同士のバージョンが異なる場合は、互換性の問題はないか? 店員さんなどに確認(オンラインショップだったらメールなどで)をしましょう!
Bluetoothのクラスについて
Bluetoothはもともと近い範囲のデータのやりとりを想定して始まった規格。だから電波が到達できる範囲が決まっている。そして、想定される電波が届く範囲をクラス(Class)という概念で規定しています。両機器同士が同じクラス(Class)である必要はないが、クラスが異なる機器同士の場合は電波の到達範囲は短い方に統一されます。
電波の到達目安であるBluetoothのクラスは『クラス1、クラス2、クラス3』の3種類。クラス1が最大100m、クラス2が最大10m、クラス3が最大1m程度。各機器は用途に合わせてクラスに分類されています。日常的な範囲の使い方ならクラス2もあれば快適に使用できますネ。
Bluetoothの“クラス1”の電波の到達目安は100mと書きましたが、実際は使用する機器や環境によって100m未満の場合もあります。
Bluetoothのプロファイルについて
Bluetoothがあればデジタル機器同士でいろんなことができます。そのBluetooth、実は機器同士の“やりとりを成立させるためのルール”があるんです。このルールのことを「プロファイル」といいます。簡単に言い換えると「何ができるのか?」をあらわすのがプロファイル。世界中にはさまざまなメーカー、デジタル製品がありますが、製品同士で同じプロファイルを持っていればその機能が利用できます。
例えば音楽を聴くためのプロファイルは「A2DP(音楽再生プロファイル)」と呼ばれるもの。スマートフォンとイヤホンが「A2DP(音楽再生プロファイル)」に対応していて、両機器をペアリングすれば、スマホに取りこんである音楽がイヤホンから流れ、ワイヤレスで音楽が聴けます。
プロファイル例
A2DP→高音質で音楽(ステレオまたはモノラル)を楽しめますよ〜っていうプロファイル。
AVRCP→音楽の再生や停止(一時停止)、早送りなどAV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル。
HFP→ハンズフリー(スマートフォンを持たない)で通話や携帯電話を操作するプロファイル。
まとめ
Bluetoothの【バージョン・クラス・プロファイル】についての整理はつきましたか?
バージョン➡️(2020年8月現在)のバージョンは『Bluetoothバージョン5.1』 買い物の前にバージョンの確認!。機器同士のバージョン違いで互換性などが不安だったら、必ず店員さんにきく(オンラインショップだったらメールなどで確認)!
クラス➡️電波の到達目安であるBluetoothのクラスは『クラス1、クラス2、クラス3』の3種類。各機器は用途に合わせてクラスに分類されている。
プロファイル➡️「何ができるのか?」をあらわすのがプロファイル。Bluetooth対応の機器同士で同じプロファイルを持っていればその機能が利用できる。
お買い物前に必ず、Bluetoothの【バージョン・クラス・プロファイル】は確認しましょう!
SEVEN&EIGHT MUSIC(7&8MUSIC)の記事を最後までお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう〜