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【Cubase】購入前にこの用語、絶対おさえよう!

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こんにちは!【SEVEN&EIGHT MUSIC】の管理人『ななおえいと』です。



この記事では、DTMで人気のDAWソフト「Cubaseの用語解説」をしていきます。Cubaseは多機能でカバーできる音楽ジャンルも広く、Mac・Windows両方に対応している優秀なDAWソフトですね。
私もDTMを始めた当初からDAWはCubaseを愛用しています。DTMを初めてからかなりの年月が経ちますが他のDAWへ変更する予定はありません。



・Cubaseに興味のある方

。
・これからCubaseでDTMを初めようとしている方。


・すでに他のDAWでDTMをしている方で、Cubaseへ変更を考えている方。


・すでにCubaseをお持ちでCubaseのアップグレード アップデートを考えている方。


今回はそんな方々のために、【Cubase】購入前にこの用語、絶対おさえよう!。この内容で記事を書いていきますよ〜。

【Cubase】購入前にこの用語、絶対おさえよう!

グレードによりますが、DAWソフトCubaseは決して安い買い物ではありません。
焦って買い物をすると失敗しますよ〜。買い物を失敗しないようにこれから紹介する用語だけは絶対おさえておきましょう!


ちなみに、Cubase 12から新しいライセンス管理システム「Steinberg Licensing」が導入されました。
従来の管理システム、すなわち、ハードウェアキーの「 USB-eLicenser(ユーエスビー・イーライセンサー) 」とソフトウェアキーの 「Soft-eLicenser 」のコンビネーションでのソフトウェア製品のライセンス管理はCubase 11までです。
Cubase 12から自由度の高いライセンス管理方式「Steinberg Licensing」へ変更されています。

すでに「ライセンス管理」とかいう難しい言葉が出てきてましたね。「ライセンス」という用語から見ていきましょう!

ライセンス
音楽制作ソフトCubaseを購入すると、必ず「ライセンス」とう言葉がまとわりついてきますので、この機会に整理しましょう。


ライセンスとは「権利」ことです。具体的には「あんたが買ったそのソフト、使っていいよ〜」とか、
「あんたそのソフト、この範囲までなら利用していいよ〜」的なことです。
よって、音楽制作ソフトCubaseにおける「ライセンス管理」とは…

「Cubaseを購入してくれたあんたとソフトを正確に紐付けて、不正利用や違反などがないよう管理しまっせ!。お互いルール通りいこなっ!。その代わり、あんたにも役に立つ情報をいっぱい送るで!損はさせへん。」的なことですね。

Cubase(キューベース)


Steinberg(スタインバーグ)社が開発した、音楽制作ソフト(音楽制作ソフト=DAW)のこと。Cubaseはいくつかのエディション(=グレード)が用意されていて、作曲、レコーディング、オーディオ編集、MIDI打ち込み 、ミックス、マスタリング、楽譜起こし(簡単なもの)などなんでもできる優秀なDAWソフトです。

ただし、下位グレードになるほどできることが制限されていきます。ちなみに、Steinberg(スタインバーグ)社では楽譜作成専用ソフト、「Dorico(ドリコ)も出しています。

Cubaseの最上位のグレードは「Cubase Pro」。最上位グレードCubase Proは多くのプロの作曲家も愛用。Cubaseの下位グレード製品を持っている人は上位版に有料でアップグレードできますよ。


サードパーティ製品(サードパーティ製品=他社の製品)など、追加VST製品は、全てのエディション(=グレード)で使用可能(以下にVSTの説明あり)。

ちなみCubaseはボーカロイドとも相性が良いです!。

Steinber(スタインバーグ)


Steinberg(スタインバーグ)はドイツの音楽制作用ソフトウェアメーカーです。DAW(ダウ)ソフトのCubase(キューベース)や、楽譜作成専用ソフト「Dorico(ドリコ)」などの 開発、販売をしてますね。

ASIO(アジオ)というオーディオドライバーの規格や、プラグインの規格 VST の提唱者でもあります。ちなみに現在の DTM 環境の基礎を作った企業。
2004年末にヤマハに買収されので、現在はヤマハ傘下の会社となっています。

DTM(ディー・ティー・エム)


DTM(ディー・ティー・エム)とは、パソコンで音楽専用のソフトウエアや機材を用いて、作曲・アレンジ・演奏をすること。またはパソコンを使っての音楽制作の総称。「ディー・ティー・エム」もしくは「デスクトップ・ミュージック」と呼ばれています。

DTMのおかげで作曲などの音楽活動がプロだけでなく、個人でもパソコンとその他すこし機材があれば簡単にできるようになりました。

「楽器が弾けなくても、音楽理論を知らなくても作曲ができる」、「楽器が弾ければその録音や編集が簡単にできる」、「ボーカル録音もできる」などDTMの人気は高まっています。

DAW(ダウ or ディー・エー・ダブリュウ)

DAWは「Digital Audio Workstation」の略です。DTMをする上でメインとなる音楽制作ソフトがDAW。このDAWがあるおかげでパソコン上で作曲・編曲・レコーディング・ミックス・マスタリングなどの音楽制作ができるんです。様々なメーカーからDAWは販売されていますが、DAWによって得意なジャンルなどが違ってくるとも言われています。Cubaseは優秀なDAWソフトですね。

VST(ブイ・エス・ティ)
Cubaseを作っているメーカーであるSteinberg(スタインバーグ)が提唱するプラグイン形式がVST(ブイ・エス・ティ)。プラグイン(Plugin)とは「機能を追加する」という意味

Steinbergが提唱する機能追加の世界標準規格「VST」があるおかげで、VST対応のサードパーティ製品(サードパーティ製品=他社の製品)のソフトシンセサイザーやエフェクターを追加でき、お手持ちのDAWをパワーアップさせられるんです。

ソフトシンセサイザー

→ 略して「ソフトシンセ」。コンピュータ上でシンセサイザーの機能を提供するソフト。
形があるハードシンセとは異なり、ソフトシンセの方が価格も安く、場所をとらないメリットがあります。

エフェクター

→ 英語の「effect(エフェクト)」は「効果」という意味。
よってDAW内で使用する場合、「エフェクター」と言ったら、音に様々な効果や変化を加えることができる「ソフトウェアー」のことをいいます。

Cubase Pro(キューベース・プロ)


国内シェアNo.1を誇る人気DAW、Cubaseの最上位版が「Cubase Pro」。Cubase Proは多くのプロの作曲家も愛用していますよ。Cubase純正の付属エフェクトは即戦力になる物が多く、付属の音源の質もやはり下位グレードよりも圧倒的に良く、即戦力になる音源も豊富。
音楽制作をガチでやる!っと決めている人、Cubaseの機能を全て揃えたい!と思っている人は迷わずCubase Proを選びましょう。

やる気のある初心者さんなら、いきなりCubase Proを購入しても良いと思います。国内シェアNo.1なので、初期設定・操作方法・実際の曲作りなど、ネット上のYouTubeやブログ記事、または書籍などでも多くのサポートを得られます
。苦手な音楽ジャンルがなく、多機能なので、できないことがない!のがCubase Pro。


Cubase Pro11とCubase Artist 11以前はハードウェアキー「USB-eLicenser(ユーエスビー・イーライセンサー)」の購入が別途必要となっていました。しかし、Cubaseのバージョン12からはオンラインでのライセンス管理が導入されましたので「USB-eLicenser」は必要ありません



Cubase Artist(キューベース・アーティスト)
Cubase Proの機能を少し制限して提供しているグレード。Cubase Proよりも少し機能は劣るとはいえ、予めCubase Artistに付属している音源もそこそこ充実していますし、立ち上げられるトラック数も充分です。

サードパーティ製品(サードパーティ製品=他社の製品)の音源やエフェクトを追加して楽曲制作すれば、かなりクオリティーの高い楽曲ができるでしょう。もの足りなくなったらいつでもCubase Proにアップグレードできます。


Cubase Pro11とCubase Artist 11以前はハードウェアキー「USB-eLicenser(ユーエスビー・イーライセンサー)」の購入が別途必要となっていました。しかし、Cubaseのバージョン12からはオンラインでのライセンス管理が導入されましたので「USB-eLicenser」は必要ありません

Cubase Elements(キューベース・エレメンツ)

Elementsには「入門・初歩」という意味があります。よってCubase ElementsはまさにCubaseの入門版と言えますね。1万円台で買えるCubase入門版です。
DTM・曲作りなどの操作に慣れるといった点ではいいと思いますが、機能等いろんな制限があるのは否めません。
Cubase Elementsの付属音源やエフェクトなどは、即戦力になるものはゼロではないですがあまり期待しないほうがいいでしょう。


デモ音源制作などではCubase Elementsでもいいかもしれませんが、高いクオリティーで楽曲を作り、それを商品化したい!っていう人はCubase Artist以上を購入した方がいいです。



私も最初はCubase Elementsの購入から始まり、Cubase でいく!と決心がついたので、一気にCubase Proにグレードアップしました。
サードパーティ製品(サードパーティ製品=他社の製品)など追加VST製品は、(記事執筆現在は)Cubase Elementsでも追加&使用可能

最強の音楽制作ソフトウェア、Cubaseシリーズの最上位版。
プロの作曲家からこれから曲作りを始めてみようという初心者まで、あなたのアイデアを音楽という形にするために、必要なすべてが揃っています。

最強の音楽制作ソフトウェア、Cubaseシリーズの最上位版。 プロの作曲家からこれから曲作りを始めてみようという初心者まで、あなたのアイデアを音楽という形にするために、必要なすべてが揃っています。

Cubase AI(キューベース・エーアイ)


YAMAHAの音楽製品に無償でバンドル(セット売り)されるお試し版。
スタインバーグ製のオーディオインターフェースとかを買うと、Cubase AIが無償で付いてきます。しかし、付属音源やエフェクト、立ち上げられるトラック数はわずか。
ただ、サードパーティ製品など、追加VST製品は全エディションで使用可能(記事執筆現在)なので、付属音源やエフェクトが少ないCubase AIでも、VSTプラグインが追加できるのはとてもありがたいですね。
機能が制限されていますが、次に説明するCubase LE よりも、Cubase AIの方が使える最大トラック数や付属プラグインが多いのが特徴です。

Cubase LE(キューベース・エルイー)


YAMAHAの音楽製品以外(サードパーティー製品)に無償でバンドル(セット売り)されるお試し版。Cubase AIよりもさらに、付属音源やエフェクト、立ち上げられるトラック数が少ないです。
サードパーティ製品など、追加VST製品は全エディションで使用可能(記事執筆現在)なので、付属音源やエフェクトが少ないCubase LEでも、VSTプラグインが追加できるのは、とてもありがたいですね。


バンドル

バンドル(bundle)とは「束ねる・塊・セット売りする」などの意味を持つ英単語。よって、ある製品に対し別の製品が付属している状態で販売等をすることをいいます。例えば、「Cubase AI」はYAMAHAの音楽製品に無償でバンドルされるお試し版ですね。

Cubaseのバージョン

Cubaseは発売当初から進化を続け、この記事執筆現在(令和4年/7月)では最新バージョン、
Cubase 12(キューベース・トゥエルブ)となっています。Cubase 12の中でもさらに、Cubase Pro 12、Cubase Artist 12、Cubase Elements 12 などと、グレードが別れていますよ〜。

Cubaseのフルバージョン

Cubase Elements(エレメンツ)、Cubase Artist(アーティスト)、Cubase Pro(プロ)の3つは
「Cubaseの通常版」と言われています。
基本的には「Cubaseの通常版」を初めて購入する場合はフルバージョンを購入することになります。
言い方をかえると、次の用語説明に出てくる、Cubaseのアップデート版やアップグレード版を、新規の方は購入できないということですね。
ちなみに、通常版よりも値段が安くなっている「Cubaseのアカデミック版」というのもあります(以下にアカデミック版の説明あり)。
なお、Cubase AIやCubase LEは無償でバンドルされるお試し版なのでフルバージョンには入りません。


Cubaseのアップデート

ご自身が持っているCubaseのバージョンを有料(例外で無料の場合もある)で、より新しいものへ更新すること。
この場合、グレードの変更はありません。

例えば一例を出すと、

Cubase Elements 11→Cubase Elements 12

Cubase Pro 11→Cubase Pro 12

Cubase Pro 9→Cubase Pro 12


Cubaseの下位版から上位グレードへの変更(有料)は「アップグレード」といいます。混同しないように。
 


Cubaseの
アップグレード

Cubaseの下位版から上位グレードへの変更(有料)を「アップグレード」と言います


例えば一例を出すと、


Cubase AI 9→Cubase Elements 12

Cubase LE 10→Cubase Artist 12

Cubase Elements 6→Cubase Pro 12

Cubase Elements 12→Cubase Pro 12

Cubase Artist 11→Cubase Pro 12


Cubaseの数字部分だけの変更(例えばCubase10からCubase12のような変更)は「アップデート」と言います。「アップグレード」と混同しないように。

Cubaseのアカデミック版

Cubaseを販売しているSteinberg は国内の教育機関や教職員、学生の方を対象に、Cubase Pro、Cubase Artist、Cubase Elementsを提供しています。これをアカデミック版といいます。アカデミック版は通常版よりも値段が安くなっています。
ただし、この記事執筆現在(令和4年/7月)、アカデミック版のソフトウェアを用いて制作した楽曲は商用目的で利用することが出来ませんのでご注意。楽曲の商用利用をお考えの場合は、通常版のCubaseを購入してくださいね。

なお、アカデミック版をアップデート、アップグレードした場合、商用利用OKなフルバージョンとなります。
例えば、「Cubase Pro 9 アカデミック版」を「Cubase Pro 11」にアップデートした場合、このCubase Pro 11はフルバージョンとして判断されます。


Cubaseのクロスグレード

クロスグレードは「乗り換え版」などとも言われています。要は「他のDAWからCubaseに移行してくれるなら他社製品を使っているユーザーにCubaseを安い価格で提供しますよ!ベイベー」ってやつですね。他社製品を使っていてCubaseに乗り換えを考えている人は、この「クロスグレード」にうまく乗っかりたい。賢いお買い物の仕方です。


CUBASE 30日体験版

国内シェアNo.1を誇るDAWソフトCubaseには体験版があります。Cubase体験版ではソフトを30日間無償で試すことができ、付属音源や操作性などをチェックすることができます。
「Cubase Pro 12」からは体験版に「USB-eLicenser 」が不要となっていてお試ししやすくなっています。Cubaseが気になっている方は機能をチェックすべき!


まとめ


Cubaseを新規購入するにせよ、アップグレード・アップデートするにせよ、下調べせずに購入するのは失敗のもと。
事前の予習が満足のいく買い物へと繋がります。この記事がその手だすけをしてくれることを願っています。
Cubase11まで採用されていた「USB-eLicenser(ドングル)」、ライセンス管理システム「eLicenser Control Center (eLCC)」が廃止され、Cubase 12から新しCubaseライセンス管理システムになったのでこの機会に押さえておきましょう。

SEVEN&EIGHT MUSIC(7&8 MUSIC)の記事、最後までお読みいただきありがとうございました。

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