DTMとは「デスク・トップ・ミュージック」のこと。簡単にいうと『バンドとか組まなくても、あなたの部屋で作曲とかの音楽活動が気軽にガッツリできちゃうよっ!』っていうこと。そう、今は選ばれた一部のミュージシャンだけじゃなく、誰もがその気になれば音楽が作れてしまう時代なのです。この記事では「DTMをおすすめする理由」を書いて行きます!
目次
DTMを始めれば作曲ができる! クリエーターになれる!
まずはなんと言ってもこれですよね。DTMを始めるとあなたは曲作り、音作りができるようになるのです! かっこよく言い換えると、あなたは音楽クリエーター(サウンドクリエーター)になれるのです。音楽クリエーター(サウンドクリエーター)、いい響ですね….. 「そんなの一部の人しか無理じゃねっ!」 と思っている方。今はそういう時代ではないのです。今は自宅にいながらにして、パソコンと最低限の機材さえ揃えれば、自分の部屋一室で楽曲制作全てが完結してしまう時代なのです。
ジャンルだってバンド系やEDM系、ジャズ・ポップス・映像音楽・ゲーム音楽・効果音などなど。 ちょっとした機材とソフト、音源さえあれば色々できます….. 詞も書いて、ボーカロイドの初音ミクちゃんとかに歌わせることだってできる。もちろん専門学校とかに通って気合い入れてる人も多いけど、独学の人だって山ほどいます。
ここまで読んでウズウズしてきて、ノートに思いつく歌詞をカリカリ書き始めたあなた。すでにあなたは「あいみょん」と肩を並べている!….かも
DTMを始めよう!→DTMを始めるために最低限必要なモノ
関連記事→DTM、失敗しないパソコン選び「CPU編 」【2018年版】
楽器がなくても、楽器を弾けなくても、楽譜読めなくても大丈夫!
「でも私、楽器ないし、買ったとしても弾けないし….. 楽譜とかよくわかんない….」。そんな心配されている真面目なあなた。大丈夫ですよ!
DAW(=ダウ 音楽制作ソフト)にドラム・ベース・ギター・キーボード・シンセサイザー・などなど…….. 音源が全部入ってるんです(音源は後で買い足すことができます。投資すればするほどいい音源が手に入り、楽曲制作のクオリティーが上がっていきます)。それをMIDIキーボードとか使ってパソコンで開いているDAWに打ち込んでいくと、あれよあれよと曲ができていきます。楽器なんか弾けなくても人差し指でぽちぽちMIDIキーボードとかで打ち込むだけ。もちろん楽譜なんて読めなくて大丈夫。と言うか、楽譜を読む必要がない。
ちなみに、MacのパソコンやiPad、iPhoneをお持ちの方。GarageBandという有名な初心者向け音楽制作ソフトが手に入るはずです。(Macのパソコンにはすでにインストールされていると思います。iPad、iPhoneをお使いの方はApp Storeからインストールしてください。多分無料です….)。GarageBandはアップル社が開発&販売している初心者向けの音楽制作ソフトです。GarageBandだけで、かなりのことができます。これをきっかけに本格的にDTMにハマっていく人も多いです。まずはDAWとか買わずGarageBandで試してみるのもいいでしょう!! iPhoneユーザーはたくさんいますからねっ。iPad、iPhoneで音楽制作に頑張りすぎると肩こり、首こりになるので、注意してください。
Macのパソコンを持っている方。GarageBandでもの足りなくなったらLogic ProというMacユーザー専用のDAWソフト(Windows使用不可)を購入してもいいでしょう。Mac限定にはなりますが、2万円ちょっとの投資でMacが誇るDAWソフトの最上位版が手に入るのは本当に魅力的だと思います。僕はDAW購入当初はWindowsユーザーだったので(現在はMac)、WindowsとMacの両方のパソコンに対応するCubaseというDAWを購入しました(現在もCubase使用)。Cubaseは素晴らしいDAWでなんでもできる優れものですが、ちと高いのが残念…. その点Logic Proの値段と評価は素晴らしいと思います。
ちなみにCubaseは日本におけるDAWソフトシェアが圧倒的に一位です!(この記事執筆当時。2020年1月)
→DAWをアマゾンで探す
→DAWをサウンドハウスで探す
→DAWを楽天で探す
ここまで読んで、iPhoneにGarageBandをインストールしだしたあなた。あなたはすでに小室哲也を超えている!….かも
DTMは音楽理論を知らなくてもできる!
「そんなこと言ったって、やっぱ音楽の専門知識とか、いわゆる音楽理論? とか必要なんでしょっ? あーゆーの苦手…. 頭痛くなってくる…」。そんな勉強嫌いなあなた、大丈夫ですよ!
音楽理論が分からなくても曲は作れます。音楽理論をよく分かっていなくてもクリエーターとして活躍している人はたくさんいる。感覚を大事にすることも大事。ですが、最低限のコードの知識は必要だと思います。コードは楽曲アレンジの要(かなめ)になるからです。
作曲でコードは大切→「音楽コード」ってそんなに重要なの? 前編
音楽理論が分からなくても曲は作れる!と言いましたが、知識が無いよりは有った方がいいし、やはり土台となる基礎知識は必要です。無理の無い範囲で少しずつ勉強していきましょう!!
コードの重要性→「音楽コード」ってそんなに重要なの? 後編
DTMは一人が好きな方、協調性がない方に最適!
バンドとか組んでると、ボーカル・ギター・ベース・ドラム……..etc。 バンドメンバーがいるので、連絡取り合って、スタジオ借りるのに都合のいい日決めたり、練習日決めたり、何かと不自由も多いはず。スタジオ借りるのだって安くないですよね。 それだけならまだしも、音楽の方向性が合わなかったり、好きな楽器を取られたり(俺はギターリストになりたかったのに、なんで俺がベース??みたいな…)、グループで決めたことに賛同&妥協できなかったり、他人のミスが許せなかったり(「イラつくぜあいつ…..いつも音ハズしてやがる….」みたいな..)。グループ活動では何かとあること。そんな時、あなたはこう思うはずです。「やっぱ、一人が楽だよな〜。全部自己責任だけど、代わりに自由が手に入る!!そう自由がっ!!」と。
そんな方にはやっぱり一人でかつワンルームで完結できるDTMがおすすめ。自宅&落ち着いた自分の部屋で、部屋着で、好きな時間に、すっぴんで、コーヒー飲みながら、寝起きで髪の毛ボサボサでも文句言われない。遅刻とかも無い。
DTMに興味が湧き、どんなDAWがあるのか検索しだしたお姉さん…. あなたはすでに「椎名林檎先生」と肩を並べている……かも
音楽を通じて自己表現&作品発表の場が充実
健全な心の持ち主であるなら、日々いろんな思いや感情が湧いてくる。自分の中にある溢れ出て止まない感情や思いを表現したい人はたくさんいるはず。それが日記だったりブログだったりツイッターだったり、インスタだったり….. または絵を書いたり、ファッションで自己表現したり……..と、自己表現方法は色々。
DTMでは音楽を通じて、曲作りを通じて自己表現ができるんです。音楽で自分を表現できたら面白くないですか?でもDTMならそれが実現するんです!
あなたが苦労して曲を作ったとします。自分の魂を音楽に注入したあなた。その曲に思い入れがあるはずです。今度はその曲をみんなに聞いて欲しい!と思うはず。昨今ではインターネットにおいて、皆さんが作った楽曲の作品発表の場がかなり充実しています。
代表的なもので言えば、YouTube・ ニコニコ動画・SoundCloud・ Eggs・note・nana・Twitter・クレオフーガ などなど……
魂の作品をこれらのサイトに登録&アップしたあなた。すでにインターネットを通じて世界デビューしちゃってることに気づくでしょう!!(ドキドキ)
DTMを生涯の趣味に!
DTMに年齢制限はありません。いくつになっても曲作りはできるのです。言い換えると、「DTMは生涯の趣味になるのです」。
会社を引退されて年金暮らし。盆栽やガーデニング、ゴーヤの栽培もいいけど、70才とかになって曲作り頑張ってるおじいちゃんってかっこよくないですか? 孫から、うちのじーちゃん70才でカツラだけど、バリバリクラブミュージック作ってるぜ! とか…
うちのばーちゃん、入れ歯だけど、毎日「ポンポンっ!」って言いながらノリノリでシンセサイザー扱ってるぜ! みたいな….
耳が遠くなると曲作りのハードルが高くなりますので、その点は気をつけて…..
DTMには夢がある
シンガーソングライターの岡崎体育さんは自宅の一室からコツコツ楽曲制作をはじめ、ついにはスーパーアリーナ単独ライブを成功させるまでになりました。
前山田健一(ヒャダイン)さんもニコニコ動画に自分の作品を投稿し始めたのをきっかけに自信を持ち、プロとしてのどんどん活躍して行きます。今や引っ張りだこ。
米津玄師さんもニコニコ動画に楽曲をアップしてユーザーから人気を博しました。現在では誰もが知る、大活躍のシンガーソングライター。
皆さんに共通しているのはDTMをやっている!と言う点です。DTMで楽曲を作り続け投稿し続けるというのは、それだけ大きな可能性があるのです。今は一部の専門教育を受けた人のみが活躍している時代ではないのです!そう、あなたにもチャンスが…….
メジャーデビューとは言いませんが、「AudioAtockに楽曲を登録」、「直接楽曲依頼」、「ニコニコ動画のクリエータ奨励プログラムに登録」「YouTubeの収益化」などなどでお金を稼げてしまうかもですよ…….
苦難もあるよ
ちょっと都合よくいいことばかり言ってきたので、現実的なことも書いておきます。
- 最低限の機材を揃えてDTMを始めたあなた。どんどんDTMにハマって行くかもです……そうすると、「もっとグレードの高いDAWや機材が欲しい」とか、「もっといい音源やシンセサイザーが欲しい!」と思ってきます。それは正しい判断で、真剣に音楽と向き合うほどやはりいいものが欲しくなってきますし、実際、いい音源とか購入するとそれだけで楽曲のクオリティーは上がります!それだけ音源は大事なんですね。お財布と相談しながら無理のない程度で買い足していきましょう!
- 慣れない機材や、DAWの設定や操作にうんざりすることも多々あるでしょう。説明書をしっかり読み込んだり、関連書籍 インターネットの動画(YouTubeなど)、インターネットでDTMサイトなどを参考にするなどして、一つ一つ解決して行きましょう
- DTMのメインの音源の一つにシンセサイザーがあります。このシンセサイザーを扱えるか否かで、あなたのDTMライフは変わってきます。極論を言えばDTMで楽曲制作をするにあたって、シンセサイザーは避けて通れないのです。しかし、このシンセサイザー、つまみが多いこと…..うんざりさんです…. しかも英語表記….. いや〜うんざりさんです……
説明書をしっかり読み込んだり、関連書籍 インターネットの動画(YouTubeなど)、インターネットのDTM関連サイトなどを参考にして乗り越えていきましょう! - 「DTMは音楽理論なんか知らなくてもできる!」と書きました。実際に感性とか感覚だけで楽曲作成している人も多いです。しかしそんな方達も、音楽制作を続けていく中で必ず迷いが生じているはずです。すなわち「よくわかんんないけど、本当にこれで大丈夫かな? なんかわかる人がこれ聴いたら、笑われそう…. 見抜かれそう….」と迷い不安になってくるのです。そりゃそうです。土台となる基礎知識がないのですから…..やっぱり、何事もしっかりとした土台があって、その上に積み上げていくからこそ強固なものができるんです!。
そこで、自信を持って楽曲制作をし、自分の音楽制作の引き出しを増やすために、かつ、楽曲制作のスピード化を図るために、音楽理論やコードについての理解が必要になってくるのです。自分の音楽的感性や感覚を大事にし、音楽理論という引き出しをうまく使って自信を持って楽曲制作ができるように頑張りましょう!
まとめ
「DTMをおすすめする理由」を色々あげてみました。曲を作って見たい! クリエーティブなことをしたいとウズウズしている方、すでにあなたは「クリエーターの卵」なのです! 最初は「GarageBand」だっていいんですヨ。
ただ、全てがうまくとんとん拍子に行くわけでなく大変なこともあります。最初の初期投資も必要。ウンザリすることも多々あるのが現実!それを乗り越えるか否かはあなたの熱意次第です!
今活躍している音楽クリエーターの中には、「とりあえず始めてみるか〜」みたいな軽いノリで始めた方達も結構いるんですよ。「よくわかんないな〜」と迷いながらも進み、「難しいな〜」と苦労しながらもまた進んで、ポテチをほおばりながらパソコン検索をし、書籍をあさり、目の前の問題を解決して行く。その連続でしかないのです。その繰り返しで、いつの間にか実力がついていくものなのです。
色々大変なことも多いDTM。しかし、なんだかんだでそんな苦労も感じず前に前にオラオラ〜と進んでいけるあなたは、DTMに向いていること間違いなしです! 皆様の幸運を祈ります!
SEVEN&EIGHT MUSIC (7&8 ミュージック)のブログ記事、最後までお読み頂きありがとうございました!
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