こんにちは!【SEVEN&EIGHT MUSIC】の管理人『ななおえいと』です。
音楽理論を学ぶ上で、絶対に必要となる知識を一つ一つ押さえていきましょう。今回は「音名」についてです。
突然ですが、あなたには名前がありますか?当然ありますね(笑)。あなたの溺愛するわんちゃんや猫ちゃんにも名前がありますね。うちの娘はくまさんのぬいぐるみにも名前をつけてますよ〜。対象に名前があると便利ですね。何より混乱を招きません。
例えば… 、商店街の八百屋さんが「そこの綺麗な奥さん今日の大根やすいよ〜」って声かけした時に、近くにいた違う奥さんが心の中で、「あら、私のことかしら…。ま〜最近、大好きな大福も食べないようにして、スムージーにかえたし…。大好きなタラコパスタに入れるバターの量だって減らしたのよ。夜寝る前のハーゲンダッツだって我慢してるんだから。うふっ、美人ってお得よね…」みたいな残念な勘違いを未然に防げます。八百屋さんが綺麗な奥さんを名前で呼んでたら、こんなことにはなりません。だから、「名前」って物事をスムーズにこと運ぶためにとっても大切なもの。
実は音の高さにも名前がついているんですよ。それが「音名」。
今回の記事はその音名について詳しく記事を書いていきます。【音楽理論】音名とは何か? この内容で音名について整理していきますよ〜。
音名とは何か?
当たり前のことですが、世の中色んなものに名前がついています。先ほど、音の高さにも名前がついていると書きました。昔昔の音楽の大先生達は、音の高さ一つ一つにも名前をつけたんです。それが「音名」。
音の高さに名前がないと困ります。対象となる音を「その音」、「あの音」、「この音」で表現しなくてはならなくなります。結局混乱して「どの音?」となる。
その音名ですが、難しく考えることはありません。小学生、いや、幼稚園でも知っている「ドレミファソラシ」のことです。「ドレミファソラシ」って音名だったんですね。便利だから「ドレミファソラシ」の音名は子供の頃からみんな使ってます。
ちなみに「ドレミファソラシ」は何語か知っていますか?
これ実はイタリア語なんです。正確にはイタリア式音名。実は音の呼び方は国によって違うんです。
国によって呼び方が違う音名。だから、音の呼び方は「ドレミファソラシ」以外にもあります。 例えば …
日本語音名は「ハニホヘトイロ」、
ドイツ語音名は「ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー」
英語音名は「CDEFGAB」、
フランス語音名は「ユト、レ、ミ、ファ、ソル、ラ、シ」
そしてイタリア語音名の「ドレミファソラシ」
※五線譜上で音名を特定するためにはト音記号やヘ音記号などの音部記号が必要となります。
関連記事→【音楽理論】ト音記号とヘ音記号について(音の高さの基準をつくろう)
ちなみに、音名と似たものに「階名」というのがあります。紛らわしいですが、音名と階名は違うものです。今回の記事では階名の説明は割愛しますが、混同しないように。
覚えておきたい音名は3つ
音の呼び方が音名であり、誰もが知ってる「ドレミファソラシ」はイタリア語の音名。そして、
音名の呼び方は国によって違うことがわかりました。
音大とかいってる人ならともかく、そうじゃない人は別に全部の音名を覚える必要はないです。一般的に「曲を作りたい」とか「コード理論を学びたい」といった場合、覚えておきたい音名は3つ、イタリア語音名、日本語音名、、英語音名です。
表でまとめておきます
音名は必ず英語で言えるように!
イタリア語の音名、「ドレミファソラシ」はすごく使いやすくて便利ですね。幼稚園児や小学生でも分かる音楽の共通語です。しかし、作曲をするとか、DTMをやるとか、コード理論を勉強するとか、ギターやピアノなどの楽器を弾けるようになりたい人は必ず英語の音名、「CDEFGAB」を覚えてください。
ちなみに英語の音名は「ラ」の音から始めれば「ABCDEFG」と順序よく並びますので覚えやすいですね。大切なことは、何も考えないでもすぐに「その音はC」、「その音はG」、「その音はA」と瞬発的に英語の音名で答えられるようになることです。考えているようではダメ。瞬発的に口から出るように!「考えるなっ!感じろ!」ということですね。
練習方法としてよくあるのは、なんか適当な楽譜(家にある簡単なのでOK)を用意して、目に入った音符を見て「G」「A」「B」「D♭(ディーフラット)」と、どんどん英語音名で答えていく練習です。無意識に英語音名が口から出るまで何度も練習しましょう。
あと、英語音名はピアノとも非常に相性がいいです。最近のポピュラーミュージックの楽譜には、音符だけでなくコードも記載されています。コードは基本的に全て英語音名で書かれています。ピアノが少し弾けて、英語音名を理解していて、かつ、コードの知識があれば、すぐにアレンジでピアノが弾けます。
まとめ
昔昔の音楽の大先生達は、音の高さ1つ1つにも名前をつけたんです。それが「音名」。音の高さに名前がないと困ります。対象となる音を「その音」、「あの音」、「この音」で表現しなくてはならなくなります。結局混乱して「どの音?」となる。だから音名は大事。
・「ドレミファソラシ」はイタリア語の音名。音の呼び方は国によって違うので、音名は「ドレミファソラシ」以外にもある。
・絶対に覚えておきたい音名は3つ。イタリア語の音名「ドレミファソラシ」。日本語の音名「ハニホヘトイロ」。英語の音名「CDEFGAB」。
・「作曲をする」とか、「DTMをやる」とか、「コード理論を勉強する」とか、「ギターやピアノなどの楽器を弾けるようになりたい」とかの人は必ず英語の音名、すなわち「CDEFGAB」を覚えてください。大切なのは、何も考えずともすぐに「その音はC」、「その音はG」、「その音はA」と瞬発的に英語音名で答えられるようになること。考えているようではダメ!
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