こんにちは【SEVEN&EIGHT MUSIC】の『ななおえいと』です。
この記事では「クラシック音楽」について分かりやすく説明していきますよ!
「クラシック音楽は敷居が高くてよく分からない。ぐっすり眠れそうだけど…」このように思っている方、その気持ち理解できなくもないですが、でも同時にこんな風にも思ってないですか
「でも、俺もいい大人だし最低限のクラシック音楽知識があってもいいかも。まったく興味ないわけでもないし…」
「でもでも、あたいもう二十歳超えたし、ちょっとクラシック音楽のうんちく語れれば、『一歩先行く女』みたいに思われて、悪い気はしないかも… あたいに今必要なのはそう、教養!」。
そんなあなた、お待たせしました、今回の記事でクラシック勉強しちゃってください!今回の記事は「クラシック音楽、入門編」です。
クラシック音楽の奥深さを知るには、もちろんクラシック音楽を聴くことも大事だけど、やはり最低限のクラシック音楽の知識、すなわち西洋音楽史(西洋音楽史⇒ヨーロッパの音楽の歴史。ヨーロッパで音楽がすごい発展したんです)を知ることが大切なんです。実際にクラシックを聴いた時の味わいがちがってきます。でも難しい言葉や理論なんかがいっぱい出てきて、頭痛くなりますね。それがクラシック音楽が距離を置かれてしまう原因だと思うんです。
ただ、心配ご無用。今回の記事では無駄なものをぜーんぶそぎ落として、ちょーシンプルに何百年もの音楽史をまとめました。とりあえず西洋音楽史はこれだけ押さえておけばOK。何かを学ぼうそするときいきなり細かなところまで覚えようすると、キャパオーバーになって挫折してしまうんですよね。だから、必要最低限の知識、土台や大枠から入ることが大切です。これ鉄則。
いいですか、ちょーシンプルにまとめました。
おさえておきたい西洋音楽史の流れは、バロック音楽⇒古典派音楽⇒ロマン派音楽です!
ここ押さえれば西洋音楽史8割制覇。確認ですが、西洋音楽史なのでヨーロッパの音楽の歴史をいまから学びます。理由はヨーロッパで音楽がすご~く発展したからです。順に説明します。
さっー、Let’s study classical music!でごさいます。
関連記事はこちら。ベートーヴェンのことは知っとかないと!
➡️ベートーヴェンが行った音楽革新
➡️ベートーヴェンのバイオリンソナタ革新
目次
バロック音楽(バロック時代、 1600~1750年)
まず大切な時代がバロック時代です、日本史では関ケ原の戦い~江戸幕府8代将軍 徳川吉宗くらいの時期ですね。バロック音楽のキーポイントは「絶対王政」と「カトリック教会」と「バッハ」そして「豪華な音楽」。ハイこれテストにでます。ぜったい。
絶対王政
いきなり難しい言葉ですね。目を背けないで、簡単だから。この時代は絶対王政の時代。絶対王政とは「誰がなんといおうと絶対に王様が偉い!王様が一番。 王様に歯向かうと…… 分かるよね…」って時代です。だから王様の強大な権力を外に向けてアピールする必要があった。音楽はその道具として大いに利用された。これだけ。
カトリック教会
キリスト教ってカトリックとプロテスタントに大別できるんですが、この時代この地域でキリスト教のカトリックがすごい力を持っていた。でもカトリックに反抗するプロテスタントも力をつけてきた。カトリックは巻き返しに必死だったわけです。カトリックにおいて、教会はものすごい影響力をもっています。よって、カトリック教会の正当性 偉大さ 迫力を外に見せつけるために音楽が使われたのです。以上。
バッハ
この時代に活躍した音楽家はバッハ。このような時代背景もありバッハは教会や神様の為に曲を作りました。だから、バッハの曲の特徴は神秘的。バッハの死後を境に次の古典派時代に入ります。一時代の境になるくらいバッハはすごい人ですね。 バッハの曲、G線上アリアは超有名です。
豪華な音楽
絶対王政とカトリック教会、どちらも外部にその力をアピールしたかったわけです、よって、この時代の音楽の特徴も豪華絢爛(ごうかけんらん)。以上
古典派音楽(古典派時代 1750年~1827年 )
さー、どんどん行きましょう。バッハの死後を境に古典派音楽に入ります。だいたい、「バッハの死~ベートーヴェンの死」くらいまでを古典派時代と呼んでいます。
古典派音楽のキーポイントは「ソナタ形式」、「モーツァルト」、「フランス革命」、「ベートーヴェン」です!テストにでますよ。
ソナタ形式
またまた難しい言葉が出てきましたが、目を背けないで下さいね、簡単だから。
ソナタ形式とは、簡単に言うと「基本となる曲の流れの形」です。文書を書く時とか、物語なんかに当てはめるといわゆる「起承転結」のことです。
J-popで例えるとAメロ⇒Bメロ⇒サビ などの 「基本となる曲の流れの形」がありますよね。クラシックではそれがソナタ形式に当たります。ソナタ形式を組み込むことで楽曲にまとまりが出て、聞き手も迷子にならないんです。
作曲家によりイレギュラーな部分などももちろんありますが、それが楽曲の個性となります。
ちなみにソナタ形式を整えたのは、これまた古典派時代に活躍した偉大な偉大な音楽家「ハイドン」です。
関連記事
→ソナタ形式とは何か? わかりやすく解説
モーツァルト
モーツァルトは父親から英才教育を受けた天才音楽家です。モーツァルトが生きた18世紀後半のヨーロッパ社会では多くの音楽家がスポンサーである王室や貴族のために音楽を作っていた時代。
天才モーツァルトでもなかなか自由に音楽を作ることができなかった時代なんです。才能あるモーツァルトにとって、王侯貴族の好みに合わせて作品を作るだけの生きかたは耐えられなかったのでしょう。自立して自由に音楽を創ることを渇望していたのです。そう、モーツァルトは自由&自立を渇望していたんです!!
25才でウィーン(音楽の都として名高い)でフリーの音楽家として生きる決意をします。音楽家としての自立はモーツァルトが先駆けですが、天才モーツァルトであってもフリーの音楽家として活動するには時代が追いついておらず、音楽家としてはかなり苦しい状況でした。素晴らしい曲がたくさんありますが、個人的には「交響曲第25番」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」が好きです。
ベートーヴェンとフランス革命
ベートーヴェンも若いころはスポンサーである王室や貴族のための音楽を作っていましたが、ベートーヴェンもモーツァルトと同様、作りたい曲を作る!という思いが強い音楽家。自由と自立を望んでいました。
そのベートーヴェンの「作りたい曲を作る!」という思いを後押しするかのように「フランス革命」が起きます。フランス革命とは簡単に言うと、身分差別が色濃く残っていた当時のフランスにおいて市民が自由と平等を勝ち取るために、フランス市民が起こした市民革命運動です。フランス市民が自由と平等を勝ち取るために立ち上がったんですね。
ヨーロッパ中にフランスのような新しい市民社会を創ろうとする動き広まりました。
ベートーヴェンもその流れに乗ります。すなわち、自由を掲げて自らの音楽を切り開いたのです。新しい社会に見合った新しい音楽を市民のために作ろうとしたのです。そう、市民のために!
ベートーヴェンといえば、「交響曲第9番」ですね!
ロマン派音楽(1827年~1920年)
さー、でましたロマン派音楽です。ベートーヴェンの死を境にロマン派音楽にはいります。ロマンですよ浪漫。
ロマン派音楽のキーポイントは「自由」、「個人」、「ショパン」です!
ロマン派音楽(ロマン主義)のもともとの考え方は個人主義。ロマン主義=個人主義です。
大胆かつ自由に個人を表現していこうぜっ、ベイベー!!ていう時代なんです。なんせ、ベートーヴェンが自由を掲げて自らの音楽を切り開いてくれましたからね。ロマン主義=個人主義ですから、この時代の音楽家は自分がスターになるために曲を書いていきます。ちなみに、古典派時代のソナタ形式も継承されています。ちなみにこの時代、もはや社会中心は王様ではなく市民です。
自由に個人を表現するっていうと、曲のテーマになりやすいのは「革命 自由 情熱 夢」とかですかね??
でも、人間って面白いですね。「自由に個人を表現していいよっ!」ってなると、恋だの愛だの語りたくなるんですね。う~ん、まさにロマンですね、ロ・マ・ン。
この時代に活躍した音楽家はたくさんいますがショパンは絶対覚えて下さい。
ピアノ曲をたーくさんつくっています。まー美しく、あま~いメロディーが多いこと。ショパンも浪漫がけっこうお好きなようで……。「ノクターン第2番」なんかズルいですよね。
ショパンの「英雄ポロネーズ」はまさに、名曲!!
まとめ
なんだかんだで長くなってしまいました。すみません。 えーっ、長くて覚えられないって?
じゃー、「バロック音楽はバッハ」、「古典派音楽はモーツァルトとベートーヴェン」、「ロマン派音楽はショパン」これだけ覚えて下さい!
7&8ミュージック(セブン&エイト ミュージック)のブログ「クラシック音楽、入門」、最後までお読みいただきありがとうございました。
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